どうも、ブログ管理人の「てんちょー」です!
今日はこんなお話から
むかしむかしご近所に、大きな大きな身体をしたおばちゃんが住んでいました。
おばちゃんは身体が大きかったので、歩くときに何時も「膝が痛い」と言っていました。
ある日、おばちゃんは近所の川沿いにあるスーパーに買物に行きました。
カゴいっぱいにケーキやスナック菓子、お弁当をのせて、帰ってきました。
「そんなに食べて、大丈夫かい?」と聞くと、おばちゃんは言いました。
「だいじょうぶさ!この“お茶”を飲めば太らないんだからっ」
おばちゃんが手にしたお茶には、“バンザイ”をした人の絵が誇らしげに書かれていましたとさ。
めでたし、めでたし
これって、本当に“めでたし、めでたし”ですか?
トクホって何だろう?
みなさんは「トクホ」と聞くと、どんなイメージを持っていますか?
私は、「脂肪の吸収を抑える」、「血糖値の上昇を穏やかにする」等を謳っている商品というイメージです。
トクホというのは、正式には「特定保健用食品」(通称:特保)ですが、どういったものなのでしょう。
生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品です。
図1: 特定保健用食品のマーク
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト:e-ヘルスネットより引用
もうちょっと分かりやすく表現すると「科学的エビデンスがある身体に良いとされる成分を含んだ食品で、国の認可を受け特定の保健の目的が期待できる旨の表示が出来る」食品です。
うん、解りづらいですね 笑
トクホは、国が認可していますが、あくまでも食品であり医薬品では無いので、“効果がある”という記載は出来ず、“効果を期待できる”記載が出来る食品です。
「脂肪の吸収を抑える効果が・・・・・期待できます。」
「血糖値の上昇を抑える効果が・・・・期待できます。」
という事ですね。(まわりくどいね~)
トクホの“罪”
トクホは、正直いって良いうわさは全くあまり聞きません。個人的には、「別に悪いモノじゃない」と思っていますが、「特に良いモノでもない」と思っています。
ただ「トクホ」には“罪作りなやつ”だなぁと思わせる面があります。
それは「ハチャメチャで不摂生な食事をしても、トクホを飲めば(食べれば)チャラにしてくれる」と消費者が誤解してしまい、かえって逆効果になる可能性があるということです。
- ハンバーガーとポテトを食べながら、“トクホ”ウーロン茶を飲む
- ピザやポテトチップスを食べながら、“トクホ”コーラを飲む
- 大福餅を食べながら、“トクホ”緑茶を飲む
よく考えれば分かりますが、これでは痩せたり、脂肪が減ったりするはずがありません!
そして、そのことは“トクホ”を利用している人も本当は分かっているのではないかと思えます。
分かっていながら、それを『言い訳』にしている場合も多いのでは?
効果はある?ない?
意見の分かれるところですが、「大きな効果は無い」というのが結論でしょう。
トクホに限らず機能性食品と呼ばれているものは、あくまでも“食品”です。
肥満や高血圧等の治療・予防等を目的として摂取するものでは無く、普段の食事からの栄養摂取や食生活を改善した上で利用すべきものです。
食生活の乱れをそのままにしてトクホを利用しても、期待する効果は得られません。
いつも言われて「耳にタコ」が出来るかもしれませんが、トクホを利用するよりも「腹八分目の食事、適度な運動、睡眠」がやはり重要です。
暴飲暴食を帳消しにしてくれるものでは無いので、勘違いなさらぬように!
やはり最強なのは、“食事・運動・睡眠”の改善ですね!
- トクホは「○○リスクを軽減しれくれる」かもしれない食品
- あくまでも期待が出来る(効果があるとは言っていない)商品
- 暴飲暴食を無かったことには出来ない!
- 過大な期待は禁物!
- トクホを“言い訳”に使い、かえって悪化する可能性があります!
この記事が、あなたの『糖質制限ダイエット』のお役に立てると嬉しいです!
他にも、まだまだ私が体験したお伝えしたいことやポイントがあるので、気に入って頂けたらブログをあなたのブックマークに登録してくださいね!
それでは、また!
トクホについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト:e-ヘルスネット
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所:「健康食品」の安全性・有効性情報