どうも!ブログ管理人のてんちょーです!
6,000年前のエジプトのピラミッドの碑文に次のような言葉があるそうです。
人は、食べる量の4分の1で生きている。
残りの4分の3は、医者の糧になっている。
簡単に言うと、「食べ過ぎるから、病気になる」ということです。
反対に『腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず』という格言もあります。
厚生労働省の資料(2016年)によると、日本人の平均寿命と健康寿命は次の表のようになっています。
平均寿命 | 健康寿命 | 平均寿命と健康寿命の差 | |
男性 | 81歳 | 72歳 | 9歳 |
女性 | 87歳 | 75歳 | 12歳 |
この表を見て、あなたはどう思いますか?
あなたが“健康”に生きられるのは、あと何年ですか?
それでは朝食を食べないことによる健康のメリットをご紹介しましょう。
長寿になる
米コーネル大学、栄養学者クライブ・M・マッケイ博士の研究論文「マウスの栄養と寿命に関する研究」(1935年)によると
以下の条件によるマウスの実験を行ったところ、A群がB群の2倍生きたそうです。
A群:カロリーを60%に減らす B群:食べたいだけ食べさせる
またスペインの老人ホームで、1800kcalの食事を毎日与えたグループと「水断食」を1日おきにさせたグループを比べたところ、「水断食」をしたグループの老人達が圧倒的に長生きしたといいます。
さらに、次のような研究発表もあります。
2,000年、米国マサチューセッツ工科大学の生物学教授レオナルド・ガレンテ博士が「空腹(飢餓)において、Sirtuin(サーチュイン:別名・長寿)遺伝子が活性化し、健康長寿を促進する」との研究を発表した。
現在の食べ物にかこまれた生活と違い、人類は誕生以来そのほとんどの期間を飢餓状態で過ごしてきました。
そのため空腹にはめっぽう強く、米国カリフォルニアに断食病院を設立したハーバード・シェルトン博士によると、「断食」には次のような若返り現象が起こるとしています。
- 聴力の回復
- 視力の回復
- 味覚、嗅覚が鋭くなる
- 活力の回復
- 精神力の回復
- 体重減少
- 消化力の促進
- 顔の小ジワの消失
- 血圧の低下
- 心臓・循環機能の促進
- 前立腺肥大の解消
- 性的機能の若返り
免疫力が向上する
空腹になると血液中の栄養素が不足し、この栄養素をエネルギー源にしている“白血球”も空腹になります。
そして空腹になった“白血球”は病原菌やアレルゲン、ガン細胞などの異物の貧食力が増強されて免疫力が高まります。
病気になった時に食欲が低下するのも、“白血球”に病気の元になっているものを捕食してもらうためです。
米国ポートランドのオレゴン健康大学ワクチン遺伝子治療研究所のJ・ニコリク・ズーキック博士らは、アカゲザルを使った実験結果から「カロリー制限が、免役能の老化を遅らせ感染症への抵抗力を維持することで、結果的に寿命を延ばす」と述べています。
大・小便の排泄がよくなる
飲み食いすると、その消化・吸収のために血液が胃や小腸に集まります。
食べ過ぎ飲みすぎると消化・吸収に血液が大量に必要とされるため、排泄のための臓器に回る血液量が少なくなってしまいます。
そのようにして、大便・小便・汗などの排泄が低下してしまいます。
排泄力が低下すると、体内に余分な老廃物、余剰物、水分がたまり“血液”が汚れて万病のもとになります。
「朝食を抜く」等により、胃腸を休めて消化・吸収に費やす力を少なくしてあげると、便や汗の排泄がよくなり、血液がキレイになる⇒健康が増進する⇒病気を治す力がアップするのです。
身体のだるさがとれる
食事することも忘れて、仕事や趣味・勉強をしている時はけっこう頑張れますが、ちょっとひと段落して食事をすると「ドッ」と疲れが出てくることがあります。
これって、「食べていない時」には胃腸に血液をたくさん供給する必要がなく、脳や手足の筋肉、様々な器官に潤沢に血液が巡っているために“元気”なのです。
食べたとたん消化のため胃腸に血液が集中するから、ほかへの血行が悪くなり「ドーッ」と疲れが出るのです。
人間の身体は、血行の良いトコロは元気だし、病気もしない。逆に血行の悪いトコロは、元気がない・疲れる・病気になる。
お腹や腰が痛い時その部分に手を当てるのは、手のひらで患部を温めて血行をよくして病気を治そうとする本能的な仕草だそうです。
頭脳が明晰になる
食事を1~2食抜くと、胃腸へ回す血液が少なくてすむので脳への血流が増し頭の回転がよくなり、ボケの予防にもなる。
キリストやマホメッド、釈迦、孔子などの聖人たちが“悟り”を開いた時に断食した理由もそういうところにあるのかも知れません。
ピタゴラスの定理で有名な古代ギリシアの哲学者・数学者のピタゴラスはこのように言っています。
人の病気は過食からくる。なるべく少なく食べよ。しからば汝の体も丈夫になり、精神も立派になって、病の神も汝をどうすることもできなくなる。
ピタゴラス自身、1日2食で粗食を食べ86歳まで生きたそうです。
紀元前の時代で86歳は、そうとう長寿ですね。
ストレスに強くなる
ストレスとは何でしょうか?
ストレス(英: stress)とは、生活上のプレッシャーおよび、それを感じたときの感覚である。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自律神経のうち、緊張の神経といわれる交感神経が優位に働き血圧上昇、脈拍増加などの症状が現れます。
これを鎮めるには、リラックスの神経といわれる副交感神経を働かせればよく、入浴したり、趣味に打ち込んだり、散歩やウォーキングをするといった方法がありますが、なかでも手っ取り早いのが「食べる」ことです。
食べて胃腸が働くと“副交感神経”もよく働くようになり、「ストレスのやけ食い」という現象が起こるのです。
けれども、もっと大きなストレスがかかると今度は食欲が無くなります。
これは人間が持っている、というより動物が持っている自己防衛の反応です。
犬や猫を他家からもらってきても、はじめの数日は食べようとしません。
このように動物は強いストレスがかかると「食べない」ことで精神力を高めて、ストレスから逃れようとします。
我々人間も、日頃から食べ過ぎないようにすることで脳幹を刺激し、精神力を高めることにつながるのです。
まとめ
ここで挙げた「食べない」ことによるメリットをまとめてます。
- 長寿になる
- 免疫力が向上する
- 大・小便の排泄力がよくなる
- 身体のダルさがとれる
- 頭脳が明晰になる
- ストレスに強くなる
食べないことによるメリットを享受するには「断食」が一番なのでしょうが、あまり現実的ではありません。
「朝食を食べない」プチ断食が実際には一番現実的で、すぐにでも始められます。
私達は基本的に食べ過ぎになりやすいということを知り、“朝食を抜い”胃腸を休ませてあげて下さい。
ここで紹介した他にも、まだメリットはたくさんあります。
具体的にどうやって「朝食抜き」をやるのか等、もっと詳しく知りたい時は、参考書籍を読むのがオススメです。
本記事で参考にした書籍
医者が教える食事術 最強の教科書(ダイヤモンド社) 牧田 善二(著)
毎月本をたくさん読む、本を買いに行くのが面倒、本はかさばって邪魔になるというあなたには、Amazon Kindle Unlimited(月額980円)がオススメです!まずは無料体験してみよう!
今回の記事は、いかがでしたか?
『どうも最近体調がすぐれない』という場合、食生活を見直してみて下さい。
私達の身体は『食物』から出来ている。
それを忘れてはいけません。
この記事が、あなたの『健康』のお役に立てると嬉しいです!
他にも、まだまだ私が体験したお伝えしたいことやポイントがあるので、気に入って頂けたらブログをあなたのブックマークに登録してくださいね!
それでは、また!