どうも、ブログ管理人の「てんちょー」です。
「あまくない砂糖の話」という映画を見たことがありますか?
2014年に公開されたオーストラリアのドキュメンタリー映画です。
60日間砂糖を食べ続けたらどうなる?砂糖版『スーパーサイズ・ミー』!
俳優のデイモン・ガモーは、人間は平均で1日にティースプーン40杯もの砂糖を取っていることを知る。
角砂糖やコーヒーシュガーだけが砂糖ではない。
今や砂糖は形を変えて様々な食品に入り込み、加工食品の80%には砂糖が含まれているのだ。
そこでガモーは自らの体を使い、一日にティースプーン40杯分の砂糖を60日間にわたって摂取するという実験に乗り出した。
『スーパーサイズ・ミー』(04)では明らかに体に悪そうなマクドナルド商品だけを30日間食べるという生活だったが、本作では“ヘルシー”と宣伝されながら実際には大量の砂糖が隠されている食品に焦点を当てる。
『スーパーサイズ・ミー』よりもはるかに身近な現実の恐怖、あまい砂糖に隠されたあまくない真実に迫る!
引用:『あまくない砂糖の話』公式サイト イントロダクション
映画そのものは、ドキュメンタリー(風)なので、コメディ、エンターテイメント要素もあり、堅苦しくなく見ることができます。
ただ内容は、他人事じゃない怖さを感じます。
詳しい内容は実際に見ていただくとして、“砂糖”について詳しくみていきましょう。
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健康食品にも“糖”がたっぷり
映画の中では、主人公がそれまでの健康的な食生活を捨て、1日当たりティースプーン40杯(1杯4g換算だと160g)の砂糖(ショ糖と果糖)を60日間摂り続けると、何が起こるのかを自らの身体を使って実験しています。
オーストラリア人の砂糖の1日平均摂取量160gは、日本人の平均(70g~80g)からすると相当多いです。
アメリカでも90gが平均らしいので、劇中では多めに見積もっているのかもしれません。
それでも、日本でも健康に良いと思われている食品には、多量の“糖質”が含まれていることをご存じですか?
一例を挙げると(糖質も細かく単糖類、少糖類、多糖類に分かれますが、ここでは全てひとくくりにしています)
コンビニ、スーパー等に置かれている、あるメーカーのスムージーには1食200g当たり“18.7g”の糖質が含まれています。
また野菜ジュースには、1本200mlの中に“15.4g”、さらにフルーツを増やして飲みやすくしたものには“20.2g”。
手軽で栄養豊富なグラノーラには、1食50g当たり“31.5g”。牛乳には、コップ1杯200ml辺り“9g”。グラノーラに牛乳をかけて食べれば、1食当たり“40g”の糖質を摂取することが出来ます。
リポビタン○1本100mlには“18g”。
風邪やインフルエンザに効くと噂されているR-〇ドリンクには、1本112ml当たり“13g”の糖質が含まれています。
どうでしょう? 朝食を「グラノーラ+牛乳」で済まし、野菜が足りないからと「野菜ジュース」を飲み、元気に仕事をこなせるように「栄養ドリンク」を飲む。
もちろん、他にも食べたり飲んだりするでしょうから、あっという間に砂糖の摂取量は100gを超えてしまいます。
(ちなみにコーラには、1本500ml当たり57gの糖質が含まれています。)
私たちは知らないうちに砂糖を大量に摂取してしまう。
至福ポイント
食品メーカーは食品を作って売るのが仕事です。
いかに沢山の食品を買ってもらう(食べてもらう)のかが重要です。
本当にそうでしょうか? 健康なイメージでさらに商品を販売しようと企んでいるだけかも・・・
『至福ポイント』という言葉を知ってますか?
至福ポイントというのは、食品が最も美味しいと感じる“砂糖の量”のことです。
至福ポイントは、食品メーカが売上を最大限にするため、綿密に計算されています。
様々な分量の砂糖を加えた食品を「どれが一番美味しく感じるか?」というアンケートをとったり、実際に食べた時に脳がどのような反応を示すかをMRIで検査したりといった具合です。
この様にして計算された『至福ポイント』は、人間の本能に強く訴えかけてきます。
人類の長い歴史のなかで、現在のように好きな時に好きなだけ食べられる(エネルギーを補給できる)ようになったのは、その歴史の中ではほんのつい最近のことです。
つまり人間は、生き延びるためにエネルギー源を喜んで摂取する本能が備わっているのです。
そのような本能が備わった私達が、本能に逆らって甘い食べ物を制限するのは、なかなか大変な話だと思いませんか?
人間の本能は、甘い食べ物を欲している
カロリーが同じでも砂糖は太る
この「あまくない砂糖の話」の主人公は、60日間ティースプーン40杯分の砂糖を撮り続けた結果、体重は8kg以上増加し、お腹は内臓脂肪でポッコリと膨れ上がってしまいました。
ところが面白いことに、実験前の健康的な食生活の時と、砂糖を摂り続けた実験中の食事では、摂取カロリーに大きな差はありませんでした。
炭水化物・たんぱく質・脂質は三大栄養と呼ばれています。炭水化物・たんぱく質はそれぞれ1gで4kcal、脂質は1gで9kcal。
これだけを見ると、同じg数なら“脂質”が最も太りそうなイメージですが、実際にはそうでは無いようです。
ダイヤモンド社「医者が教える食事術 最強の教科書」牧田善二 著 には次のように書かれています。
「カロリーと肥満は関係ない」
肥満気味の人に対して、いまでも行われているのが「カロリー制限」指導です。しかし、これを守っていても空腹に苦しむだけで効果は期待できません。(中略)肥満は血糖値が上がることで起きるのであり、血糖値を上げる糖質を控えればやせていきます。これが、肥満の真実です。
引用 ダイヤモンド社「医者が教える食事術 最強の教科書」牧田善二 著
この事実は、私が自分自身でダイエットをした時にも実感できました。
糖質制限をすると、驚くほど簡単に痩せることが出来ました。
カロリーは関係ない。砂糖(糖質)が肥満の原因
砂糖が私達に与える影響
それでは“砂糖”がどんな影響を及ぼすのかを見てみましょう。
アメリカの栄養士、作家、健康カウンセラーであるナンシー・アップルトン博士は「砂糖があなたの健康を台無しにする141の理由」を挙げています。(実際は144項目を挙げています)
144項目は紹介しきれないので、いくつか挙げてみます。
- 免疫を低下させる
- 子供に多動、不安、集中力の低下、および不機嫌を引き起こす可能性がある
- カルシウムとマグネシウムの吸収を妨げる
- 早期老化を引き起こす可能性がある
- アルコール依存症につながる可能性がある
- 心臓病を引き起こす可能性がある
- 体内の成長ホルモンの量を減らす
- コレステロールを増加させる可能性がある
- うつ病を引き起こす可能性がある
- 砂糖は中毒性のある物質です
全項目見たい方はこちらのサイトをご覧ください。ナンシーアップルトンブックス健康ブログ(英語サイトです)
10項目ほど抜粋してみましたが、個人的に10番目に挙げた「中毒性」が他の項目の危険度を爆上げしているように思えます。
“砂糖”は『マイルドドラッグ』とも呼ばれるように、依存性の高い食品です。
砂糖を摂取すると脳内ではドーパミンが放出されハイな気分になれるのです!ところが、その気分は長くは続かず、またすぐに甘いモノが欲しくなります。
砂糖摂取時の脳の反応は、本物のドラッグ摂取時と非常に似ているそうです。
このように依存度が高まっていくと“糖質中毒”になってしまう訳です。
また“砂糖”が精神に与える影響も見逃せません。
砂糖(糖質)による影響で「怒りっぽい」、「落ち込みやすい」、「集中力がない」などの症状が出ることがあります。
イギリスのジョン・ワトキンス博士は『白砂糖をなくしたら精神病はなくなる』と断言しているほどです。
ちなみに、砂糖の影響は白砂糖に限らず、黒砂糖、てんさい糖、三温糖、ハチミツ、メープルシロップ等の直接糖に分類されるすべての糖に当てはまります。
いずれにせよ、砂糖の摂りすぎは身体に悪影響をおよぼす可能性が高いので、ほどほどにしておきましょう!
砂糖はドラッグです!
今回の記事は、いかがでしたか?
ダイエットを考えているあなた!
考えているだけでは、何も変わりません!
行動しましょう!
- 私たちは知らないうちに砂糖を大量に摂取してしまう。
- 人間の本能は、甘い食べ物を欲している
- カロリーは関係ない。砂糖(糖質)が肥満の原因
- 砂糖はドラッグです!
この記事が、あなたの『健康』や『糖質制限ダイエット』のお役に立てると嬉しいです!
他にも、まだまだ私が体験したお伝えしたいことやポイントがあるので、気に入って頂けたらブログをあなたのブックマークに登録してくださいね!
それでは、また!
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